1980 年の創立以来、数多くの画期的な技術を携えたClass A アンプに物語られるKRELL 社の歴史と伝統は、今日も最高のパフォーマンスを発揮するアンプを提供し続けています。新たなデザイン・リーダー“デーブ・グッドマン”(Dave Goodman)を中心としたKRELL 開発チームは、この問題に真正面から取り組み、新たなるClass A アンプの定義を産み出したのです。数々の新技術を携えKRELL パワーアンプがClass A へと回帰しました。

Class A 回路の新基準iBias テクノロジー

端的に言うと、現存する増幅回路に於いてClass A トポロジーは最も音楽再生に適した回路と言えるでしょう。AB 級アンプにまつわる固有のディスト―ションに悩まされる事もありません。従来のClass A 回路では、スピーカが必要とするか否かに拘わらず、出力トランジスタには絶えず最大量の電流が供給されていました。しかし通常の音楽再生に必要とされる電力は、極一部に過ぎません。残りの電力は、無駄な電力として大量の熱になり、ヒートシンクを介して放熱されるのです。

iBiasと命名されたKRELL の新技術は入力信号増幅の監視に加え、絶えずスピーカの動作状態とそれに必要な電力をモニタリングしスピーカを駆動する為に最適な電力をトランジスタへ供給します。この技術により、発熱量を最小限に抑え、且つフルClass A モードにてアンプを駆動する事を可能にしたのです。

出力電流の計測により最適なバイアスレベルを設定する革新的iBiasClass A サーキットは新世代KRELL の技術の中核とも言えるでしょう。計測されたスピーカの要求する適切な必要電力をリアルタイムにてアンプ回路の電流値を決定するこの回路では、例えば耳で聞く事も難しい様な極めて低い信号レベルの場合、電流値も低減させます。スライディング・バイアス方式では入力信号の増減に基づいてスピーカが必要とするロード値を“予想”する事になります。入力信号の増幅に加え、スピーカの実測データに基づいて全てを算出/決定するiBiasに比べて、その効果、精確性は劣ると言わざるを得ません。

パワーサプライ

パワーサプライ技術は、KRELL サウンドを決定するにあたり常に重要なパートです。Class A パワーアンプへ搭載されるパワーサプライはiBias回路駆動に対し最適化された物が採用されています。最大4個(モデルによる)のトロイダル・トランスは、それぞれオーディオ回路、整流回路、そして各ヒートシンクに設置されたパワー・サプライ・フィルター回路へと安定して電源を供給します。

コンパクト化を実現した冷却システム

巨大なハウジングになる傾向の従来のClass A アンプとは異なり、iBiasアンプはカスタムインストレーションに適したラックマウンティングも可能にしたコンパクトなデザインとなっています。このサイズを達成する為に、クーリングシステムにはサーモスタット制御の冷却ファンを採用しました。通常の使用に於いては駆動音を聞き取る事も不可能な程で、ピークパワー発生時もしくは連続した大音量再生時のみ高速回転へと移行します。

画期的モニタリングシステム「ネットワーク接続機能」

iBiasアンプにはスマートフォン、タブレット、ラップトップ介してKRELL 社Web ページへアクセス可能なRJ45 イーサネット接続機能が搭載されています。この機能を介しアンプをインターネットへ接続すると、先進的な保護システムをディバイス上で確認することが出来ます。オーバーカレント、DC 漏れ、冷却ファンスピード、ショート・サーキットそしてオーバーヒート等、全ての情報をリアルタイムにてモニターされているのです。もし本体に何等かの不具合が発生した場合、フロントパネル・ディスプレイ上に故障サインが表示され、Web サーバー・インターフェイスにてKRELL 社へレポートされます。

タイムアウト機能とは、アンプへ入力信号が無い状態が予め任意設定された時間に達した場合、自動的に電源を切る様にプログラム出来る機能です。個々のチャンネルは個別にミュートも可能。ファームウェア更新はWeb サーバーより更新可能です。

サーキット ハイライト

全ての信号増幅には、クレル社伝統とも言えるカレント・ゲインが採用されています。マルチ出力カレントミラーの採用と相まって、驚異的なオープンループ・リニアリティーを達成しました。パワーアンプの全ステージの中で最も小さなレベルの信号を扱うフロントエンドは、その質が後段に確実に影響するために特に重要です。そのために、このステージでは歪と位相の乱れの少なさが高音質を決定する最も重要なファクターとなります。クレルはフィードバックを用いることなくこのステージに要求される極めて広いバンドワイズとリニアリティーをユニークなカレントミラー電流モード増幅回路によって実現しました。

音質への影響を排除した保護回路

ほぼ全てのアンプは、スピーカシステムをDC やオフセット電圧から保護する為にカップリングコンデンサを採用しています。クレルのアンプでは、オーディオ信号回路上シグナルパスは全て直結され、一切キャパシタは使用されていません。この回路により内部インピーダンスを大幅に下げ、より確実に、より正確にスピーカを駆動する事を可能としています。同時にこの回路は、よりフラットで低周波数帯域における広大な再生領域の拡張を提供します。

CAST(Solo 375 / Solo 575)

クレル伝統の電流増幅を各ユニット間にて実現させる技術がCAST(Current Audio Signal Transmission)です。今回CAST 入力はSolo375 及びSolo575 へ装備されます。CAST は比類のない音質を具現化する、他に類を見ない革新的なオーディオコンポーネントの接続方法です。電圧の変化で行なう通常の電圧伝送では、出力側のインピーダンスが低いため、間に位置するインターコネクト・ケーブルのインピーダンス増を反映したリアクティブ効果が重畳されますが、電流伝送では、出力インピーダンスが桁違いに大きくインターコネクト・ケーブルのインピーダンス増は無視できる割合となります。位相のリニアリティーが35kHzという超高域にまで伸張され人間の可聴限界を大きく上回るこの35kHzという値は音質向上に想像を上回る効果をもたらすことでしょう。

出力(RMS)
@8Ω175W x 2
@4Ω350W x 2

周波数特性
20Hz 20kHz +0, -0.08dB
0.5Hz 100kHz +0, -3dB

THD
0.03% @1kHz、175W/8Ω
0.13%@20kHz,175W/8Ω

S/N
115dB(A-weighted)

ゲイン
26.2dB

入力端子
XLR(バランス)x1pr.
RCA(シングルエンド)x1pr.
RJ45 イーサネットx1
12V トリガ-x1

出力端子
スピーカ出力端子L/R 各1

消費電力
1W(スタンバイ時)
73W(アイドリング時)
1,500W(最大)

放熱
3.42BTU/hr(スタンバイ時)
250BTU/hr(アイドリング時)
5,137BTU/hr(最大)

出力電圧
106V(peak to peak)
37V( RMS)

外形寸法(W x H x D)
434 x 194 x 536(mm)

重量(本体)
27.3kg

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